
1日〜3日の3日間、26回のWAAS進入がFAA Aerocommander機によりAtlantic City国際空港中でRWY13へ実施されこれらデータの全部が解析用として利用された。
レーザートラッカにより収集されたセンサ精度データは他の基準源及び異なった場所間の比較のベースとなるので、最初にこれを各機毎に示し続いて3種類の異なった基準源間の比較を行った。更に総合的なGPSWAAS精度性能推定のため全3機に対するNSE,FTE及びTSEがまとめて示してある。
(a)TCAChallengerのCrows LandingにおけるGPSWAAS航法センサ誤差
?垂直NSE 表a3.1.1−8のように200ftDHにおける95%の総合垂直精度6.8mは最終進入4NM中に収集されたデータと全く同じである。然しこの95%値に対し平均値が予想以上に大きくなっている。その後検討した所によるとElko NevadaWRSが一時的にオフラインとなり従って電離層補正の精度に影響が現れているものと断定した。
表3.3.1.1−8 TCA ChallengerのWAAS進入航法センサ誤差
(Crows Landingでの39回進入)

?トラック横方向NSE 表3.3.1.1−8に示すように200ftのデータと最終進入4NMで収集したデータとの間には良好な一致が見られ、最終進入4Wに対する95%値は3.2mであり、この値は精度95%の時間4.1mまたはそれ以上を求めているFRPのCat ?の標準より良好である。
?トラック縦方向NSE 表3.3.1.1−8に示すように、200ft点で収集したデータと最終進入4NMの間で収集したデータとの間に大きい相違がある。然しレーザートラッカはその精度が近距離で良好になるという角度システムであることを考えれば良好な一致と考えられる。差は95%値で0.7mである。これらの値からWAASの優れた性能及びWAASセンサとレーザートラッカ間の良好な時間同期が示されている。
(b)FAA ConvairのCrows LandigにおけるGPSWAAS航法センサ誤差
?WAAS垂直センサ精度表3.3.1.1−9のように、200ftのDHで観測された95%の垂直誤差はカナダのChallengerで推定されるデータより0.1m少なく、従ってCrows Landingで収集されたChallengerとConvairのデータ間の相関は極めて高い。最終進入4NMで収集されたデータは7.2mでChallengerより僅かに高い。このテストでもChallengerデータに見られるように平均値が比較的高くなっている。然しConvairデータの
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